名医の健康法&アドバイス(19)

連綿と続く知識と最新医学を研鑚し日々、治療に専念しながら揺れる生命と向き合うドクターたちカリスマと呼ばれ病を知り尽くす彼らがセルフケアとして選んだ健康法心と身体のリセットと、病の予防に最高峰のベストメソッドを披露!

スーパードクターがリアルな健康法を直伝!第19弾

みうらクリニック院長
三浦直樹先生

兵庫医科大学卒、関西医科大学小児科学教室入局。医学生の時から、肉親のがん治療中に代替医療に出会う。以降、食事療法などを用いて、患者が納得し希望の持てる、薬に頼らない治療を提案。モットーは『難病でも諦めないこと』。また、座禅断食の指導や講演活動なども精力的に行う。

代替医療の名医が注目する座禅&血流

免疫とは、活性酸素を減らし、抗酸化力を高めること。食べ物・ストレス・運動・呼吸法・身体を冷やさないという5つがポイントです」と語るのは、現代医療に代替医療を組み合わせ、それぞれの患者に合う治療法を行う三浦先生。先生の健康法は食事と座禅、そして血流アップだ。

まず食事。「働き過ぎの内臓を休ませる意味も込めて、和食中心で腹八分目。よく噛んで唾液を出すと若返りホルモンとも呼ばれる“パロチン”が出ますから、抗酸化=錆びない身体をつくる助けにもなりますよ」。そして診察前と昼休みには座禅を組み、気持ちをリセットする。「集中したい時は特にやります」。また、自宅では血流を良くする炭酸浴を欠かさない。血流が悪くなる“滞血(おけつ)”になるとだるさや冷えにつながる。

先生が展開する代替医療は“患者が自力で治すこと”をテーマにしている。患者にとって最も負担になるのはストレス。不安に駆られる人に先生が伝えるのは“考えて対処できることと、できないことを分けましょう”という提案。「対処できることだけに集中するんです。運動したり、時には美味しいものを食べたり。その達成感を自信に変えて、自分を丸ごと認めてあげるんです。すると元気になってくる」。この考え方は、誰でも応用できるメソッド。心をときめかせ、自分を励ますことで免疫力が上がるのだ。

―――――――――――――
Method 1: 吸って吐いて…座禅で雑念リセット
息の出入り(吸って吐いて1回)を数える『数息』を5~20分。「ストレスがあると呼吸が浅くなり免疫も低下。丹田に意識を向けて深呼吸するだけでも良いです」

Method 2: 朝食は奥様お手製グリーンスムージー
食事は野菜をメインに。朝食には、奥様お手製のグリーンスムージーを。青物野菜をたっぷり使ったスムージーは、菜食中心の先生のエネルギー源。

Method 3: 本格マシンで炭酸浴、血行促進で免疫UP!
炭酸泉をつくる本格マシンを自宅に導入。「血行を促進する炭酸泉は疲労回復に欠かせません」。クリニックでは、強力な泡が発生する、重層・クエン酸配合の薬用炭酸タブレットも販売。

(TRINITY45号より)