患者の健康のために奔走する医師の方々。
驚きの若さと意欲を持ち、日々パワフルに診療にあたるドクターたちの養生法。
先生方の24時間&健康ハウツーを大公開!
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ナグモクリニック理事長・総院長
南雲吉則先生
南雲先生の健康24時間ライフスタイル(続き)
9:00頃
クリニックに到着。まずはゴボウ茶!
ゴボウは、抗酸化作用、抗菌作用を持つポリフェノール、さらに、腸のなかの余分な脂や、血管の悪玉コレステロールを取り除いてくれるサポニンを含む。ゴボウはダイエット&デトックスに効果的なスーパー食材。
ゴボウ茶の作り方
1、ゴボウをタワシを使って水洗い。泥を落として皮は剥かない。
2、包丁やピーラーでささがきに切る。水にはさらさないこと。
3、新聞紙の上に広げて、乾燥するまで天日干しにする。
4、干したゴボウをフライパンで油を入れず乾煎り。こげる寸前まで焙煎する。
5、完成したら、一つまみ程度を急須に入れ、お湯を注ぐ。
※焙煎したゴボウは容器に入れて冷蔵庫で 保存。数週間は賞味可能。
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9:30 診療開始/昼食は摂らず診療に集中!
1日に4件の乳がんの手術、30~40人の外来診察をこなす南雲先生。糖質を摂ると眠くなるという理由から昼食は摂らない。空腹になったら、タンパク質を多く含む食材を摂ることがある。
イリコ/丸ごといただける「完全栄養食品」なので満たされる。
ナッツ/種類は何でも良い。低糖質なので、カロリーを気にせずに食べてもOK。
ドライフルーツ/レーズンなど、ポリフェノールを含む皮がついているものを選ぶこと。
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18:00 診療終了/メディア出演の打合せ テレビや雑誌出演の取材や打合せはこの時間帯に行う。
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20:00 帰宅~夕食・お風呂
夕食は「1日1快食」。自ら経営する健康バル「SALUD」で食事をしたり、自炊したり。
南雲流お風呂の入り方
ナイロンタオルで身体をゴシゴシこすると、皮膚の角質、皮脂、善玉菌を落としてしまうので、手のひらで「なで洗い」。お風呂から上がる前には水シャワーを。お湯のシャワーを三段階くらいで水にして全身に浴びる。冷たい人は手足の先だけでもOK。筋肉収縮によるポンプ作用で、末梢の血液が送り出され巡りが良くなる。
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22:00 就寝
誰でも今スグラクにできる!~南雲流の若返る食べ方 BEST7
58歳ながら、見た目はもちろん、脳、骨、血管も20~30代の若さをキープする南雲先生の食事術。できるところから取り入れてみよう!
1、腸を洗浄する、キノコデトックス鍋!
【1】鍋にカップ2杯の水、麦味噌(大さじ2)、コチジャン(小さじ2)、ゴマ油(小さじ1)を入れる。
【2】ささがきにしたゴボウ、キノコ5種類程度を大量に入れ、約10分煮込んで完成。食物繊維を多く含むキノコが腸を掃除し、翌日は大量の便が出る。
2、「空腹」と「空腹感」との違いを意識しよう
本当の「空腹」とは、体内の糖質や脂肪が消耗して次の食事が必要になること。「空腹感」は脳が感じるもの。その違いはお腹が鳴るかどうか。鳴ってから食べよう。
3、お腹の「グー」の数で若返る
“グー”と1回鳴れば若返り遺伝子が目覚め、2回で細胞内の遺伝子が修復される。3回目には、脂肪から出された「アディポネクチン」という善玉物質によって血管内が掃除される。空腹は身体の若返りタイム。
4、丸ごと食べる「完全栄養」
あらゆる生物は、細胞分裂の回数が違うだけで、身体の組織は同じ。どんな動植物も、ほぼ同じ栄養素を含んでいるので、野菜、果物、魚も丸ごと食べることで、微量栄養素も含む“完全な栄養”を摂ることができる。
5、お皿を小さくして腹6分目に抑える
動物も食事を4割減らすと1.5倍長生きする。食べ過ぎてしまう人は子ども用の茶碗やお椀、お皿に変えて食事量を減らす「一汁一菜法」がお勧め。
6、食べてはいけないトランス脂肪酸
マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸はタブー食品。魚卵類は食べ過ぎないこと。野菜の新芽も取り除いて。
7、スーパーライスボールは、手軽につくれる完全栄養料理
【1】桜エビ、白ゴマ、シラスをフライパンで乾煎りする。
【2】かために炊いた玄米ご飯に【1】と残りの材料を入れて混ぜる。ラップに包んで丸めたら完成! 梅干しの皮にはポリフェノール、塩昆布は海のミネラルが含まれ、これ一つでパーフェクトな食事に!
-材料(約2個分)-
玄米ご飯…………… 250g
シラス干し…………… 10g
桜エビ………………… 6g
白ゴマ………………… 3g
梅干し(たたく)………1個
塩昆布………………… 3g
(TRINITY49号より)