名医の健康法&アドバイス(12)

連綿と続く知識と最新医学を研鑚し日々、治療に専念しながら揺れる生命と向き合うドクターたちカリスマと呼ばれ病を知り尽くす彼らがセルフケアとして選んだ健康法心と身体のリセットと、病の予防に最高峰のベストメソッドを披露!

スーパードクターがリアルな健康法を直伝!第12弾

禎心会病院 脳疾患研究所 所長
上山博康先生

1948年 青森県生まれ。北海道大学医学部医学科卒業。日本脳神経外科学会専門医として、年間500~600例の手術を実施。禎心会病院の脳疾患研究所「上山博康脳神経外科塾」の総帥として、若手脳神経外科医を養成にも取り組む

天才脳神経外科医のストレス解消法

「健康には全く留意していません。医者の不養生そのもの」と上山先生。他院でさじを投げられた患者が最後に頼りにするという脳神経外科医だ。

「ほぼ毎日ですが大きな手術がある時は、朝食は摂りません。飢餓状態の方が集中力が増すので、長時間の手術の際は昼食も摂りません。歩く時は早足、階段も急ぎ足! 30年間ほぼ4時間の睡眠で頑張っています」。

忙しすぎて病気になる暇がないと語るが、毎日のストレス解消法は趣味の時間を持つこと。「現状を打破し続ける努力をしない限り、ストレスは増大し自分が滅びるだけです。形は変わっても、この世はいつも弱肉強食の世界。そんな世知辛い世の中で、己の美学で少しでも改善する努力をすることだけが、ストレスを軽減できる唯一の方法だと信じています」。

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Avice1: 趣味の時間でストレス解消
「どんなに仕事が忙しくても、少しの暇を見つけては趣味を楽しむようにしています。私の趣味は、フライフィッシングと釣り一般、パソコンの自作とラジコンの飛行機づくり。趣味をするために睡眠を削って、仕事から離れたことをするようにしています」

Advice2: やりがいのある仕事に命を懸ける
平日は診療と手術、土日も手術や講演活動で全国を飛び回る。「気力・体力が続く限り、全力を尽くす」

(TRINITY45号)