五臓と感情の蜜月にメス!心が変われば、内臓も喜ぶ!(4)

五臓と感情の蜜月な関係 心のページ

喜びと繋がり、循環器系や精神を司る五臓のリーダー的存在

精神がリラックスすることで活性化

「心」は、その働きと、身体の中心部に位置するというところから、“君主の官”と呼ばれ、五臓のリーダー的な存在である。温熱・昇騰などの性質を持ち、メラメラと上方へ向かう炎のような特性がある。西洋医学では精神活動や思惟活動を司るのは脳だと考えられているが、中医学では心が大元である。「喜」と繋がっており、たとえば、宝くじが当たったり、愛している人と結ばれるなどで興奮状態になると、気が緩んで心の働きに影響を及ぼし、不安感の増大や不眠症、さらには無気力・無反応な状態になってしまうことも。また、循環器系の疾患も現れやすくなってしまう。
ホリスティックケアとしては、睡眠をよくとり、辛い物やアルコールなど、血の気が増したり、テンションが高くなるようなものをひかえること。ヨガなど、心を落ち着かせて精神統一ができるようなこともおすすめである。

心が司る主なもの
心が司る器官は、心臓などの循環器のほかに中枢神経系や、舌、血管、脈も含まれる。全身に血を巡らせるポンプの働きを持つため、心の働きが低下すると、十分に栄養をとっていても血行が悪くなることが。また、汗も司っている。ドキドキすると汗をかくのはそのため。季節としては、夏に影響を受けやすく、暑さで大量に発汗したり、脱力感にとらわれてしまうことも。相生は「脾」で相克は「肺」のため、興奮状態が過ぎると、気力が低下したり、肺の働きに影響することもある。

五行=火  心の基本的な性質。
五腑=小腸 心の働きを補佐する。
五窮=舌  心が所属する感覚器。
五支=面色 心の精気を発するところ。
五主=血脉 心が栄養を補充するところ。
五神=神  心の精神の所属するところ。
五季=夏  季節の外気、心の病気の主な外因。
五悪=熱  心に影響を与える気象。
五色=赤  心を損なうと皮膚が赤くなる。
五味=苦  心のバランスが崩れると苦を欲する。
時間    3~5時

◉かかりやすい病気
●高血圧 ●動脈硬化 ●脳梗塞
●認知症 ●不整脈 ●鬱
●パニック症候群 ●不眠症
●心筋梗塞 ●狭心症 ●認知症

◉心の異常サイン
●動悸や息切れがしやすい
●物忘れしやすい
●寝付きが悪い
●頭がふらつく
●不安や心配性になりやすい
●口内炎がよくできる

 

心に効く! ホリスティックケア

◆食べもの
体内の熱を下げる自然の苦味や、血液の循環機能を
助ける赤い食物、精神を安定させる貝類を。

ニガウリ
ニガウリなど自然の苦味は心や小腸の働きを助け、興奮状態でヒートアップした体内の熱を下げる効果がある。ほか、緑茶なども。

トマト
抗酸化作用が高いことで人気のトマトはなどの赤い食物は、免疫力アップや血液の循環機能、精神安定を助ける。

しじみ
体内の余分な熱を冷まし、精神を安定させる。ほか、アサリやハマグリ、ホタテなども良い。

◆アロマ
気持ちをふんわりと落ち着かせ優しい気持ちになれるフローラル系や、オリエンタル系もおすすめ。
●ラベンダー  ●メリッサ   ●ネロリ
●バルマローザ ●スパイクナード
●イランイラン ●マンダリン

 

◆フラワーエッセンス
ハイテンションによる気のゆるみなど、過剰な高揚を鎮静し、心を落ち着かせるものを紹介。
●ハイテンションでリラックスしにくい〜バーベイン
●気を失うほどの喜び〜クレマチス
●気分が上下するような不安定さ〜スクレランサス

◆ツボ
気持ちが高ぶったり興奮が鎮まらない時は、心を落ち着かせるツボでリラックスを。

内関(ないかん)

手首の付け根から指1幅.5本分を置いた、手首中央の凹んだ場所。神経の興奮を抑え、自律神経の働きを整える。

中衝(ちゅうしょう)

中指の爪の甲の付け根の部分。喜びによる精神的な興奮によって引き起こされた、胸の動悸を抑える効果がある。

神門(しんもん)

手のひらと腕のつけ根の間。小指側のはじっこでくぼんでいるところ。ゆっくり深呼吸をしながら押すことで、心が落ち着く。

(TRINITY44号より)