連綿と続く知識と最新医学を研鑚し日々、治療に専念しながら揺れる生命と向き合うドクターたちカリスマと呼ばれ病を知り尽くす彼らがセルフケアとして選んだ健康法心と身体のリセットと、病の予防に最高峰のベストメソッドを披露!
スーパードクターがリアルな健康法を直伝!第15弾
湯島清水坂クリニック 院長
宮島賢也先生
防衛医科大学校を卒業後、循環器内科研修中にウツ病の診断を受ける。試行錯誤のなかで、食生活や考え方、人間関係を変えて生き方を楽にする「メンタルセラピー」を考案。著書に『医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣』ほか
薬を使わずにウツを治す精神科医の心がけ
かつてはご自身もウツ病だったという宮島先生は、その体験を基に薬を使わない治療を行う。健康法も「嫌なことはしない、どうせやるなら喜びで」というのがポリシー。
「朝は5時、6時に起きて、朝食は食べずに、摂るとしても水や果物だけで、夕食中心に食べます。食べたくなったら食べる。食事も仕事も楽しみながらすることで免疫力も変わるから」と語る。意識して摂っている栄養としては、腸内環境を整えてくれる乳酸菌。「味噌や漬物などの発酵食品に含まれていますよね。人は菌と共に生きていますから、清潔すぎても生に抗っていると思う」。先生は患者さんにも、「どうせやるなら喜びで」という考え方にシフトする提案を行う。
「“嬉しい”という字は、女が喜ぶと書くでしょう。女性が喜ぶと症状も社会も変わる。それには“足るを知る”ことが大切で、今の自分にOKを出し、症状ごと受け入れてあげる。病気が治ったら幸せと思っていると、順番が逆。幸せを感じている時に、どんどん健康になるのです」
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Advice 1: あらゆる行為はどうせやるなら喜びで
行動の基準は、ワクワク、喜び、エクスタシーを感じるかどうか。診療のほか講演等も行い「嫌々ながらやる」ことは減らす。「妻と離れているのが健康法の一つか(笑)」と語るものの、ご家族と笑顔で過ごす時間も大切な健康法。
Advice 2: お風呂に入りながらキャンドルを見る
寝る前には、40度くらいのお風呂に入り、浴室を暗くしてキャンドルの炎を見ながら、これからやりたいことをワクワク考えるそう。
(TRINITY45号より)